アパートの外壁塗装の工事期間は約2週間です。
居住者の方々のためにも、スケジュール管理をしっかりしたいですよね。機関について、工程とともに詳しく紹介していきます!
もくじ
アパートの外壁塗装の工程
1日目 | 近所への挨拶 |
2日目 | 足場の設置 |
3.4日目 | 外壁の洗浄・乾燥 |
5日目 | 下地調整 |
6日目 | 養生 |
7.8日目 | 下塗り |
9日目 | 中塗り |
10日目 | 上塗り |
11日目 | 点検・確認・手直し |
12日目 | 片づけ・足場解体・引き渡し |
以上は一般的な大きさのアパートを想定しています。坪数でいうと約50~60坪です。
このようにアパートの外壁塗装期間は12日程度ですが、天候などを考慮して14日間ほどであると考えておくといいのではないでしょうか。
ここからはそれぞれの工程について簡単に解説していきます。
1日目:挨拶
業者の方が近所に向けて挨拶をおこないます。
「これから工事がはじまるので、少しうるさくなるかもしれませんがご理解ください」という挨拶です。
ご自身でも挨拶すると思いますが、業者の方が実際に近所への挨拶をおこなうことで、近所とのトラブルを避けることにもなりますので、必ずおこなってもらうようにしましょう。
2日目:足場の設置
職人さんが作業をしやすくするために必要なものです。
「足場なしで工事ができるので費用を抑えられます」という業者がいるのですが、足場がないと足元が安定しないのできれいな仕上がりにできません。足場は必ず組んでもらうようにしてください。
また、足場の設置には時間がかかりますので、丸1日使うと考えておきましょう。
3.4日目:塗装前の洗浄
塗装を始める前に、外壁の洗浄をします。
外壁をきれいに塗装をしてから塗装を始めないと、すぐに塗装がはがれてしまったり、塗料の効果が薄まってしまったりするのです。きれいに外壁塗装を仕上げるために必ず必要な作業です。
また、洗浄後は完全に乾かしてからでないと塗料がうまくなじまないので、乾燥期間を入れて2日間使うと考えましょう。
4.5日:下地調整
下地調整は、外壁に入ったヒビやコーキングを補修する作業です。
この処理がしっかりできていないと、塗装がきれいでも水の侵入や内部構造劣化の原因になってしまいます。小さなヒビやサッシのゴムの劣化は事前に自分で確かめておくといいですよ!万が一職人さんが見落としているヒビなどの補修忘れをなくすことができます。確認は自分でもできますのでおすすめです。
6日目:養生
塗装に入る前の準備です。塗料が飛び散っては困るところをビニールのシートで覆います。
ここで大切なのは、近所との距離が近い場合はそちらにも養生してもらうようにしましょう。万が一塗料が飛んでしまったら、トラブルになってしまいますし、そちらの修繕費を払うことになってしまいます。
また、出入りのある車がある場合は、車用のカバーを用意してもらうと便利ですよ!いつでも自分でカバーすることができますので、車が汚れる心配がなくなります。
7.8日目:下塗り
ここでは、外壁の色となる塗料を塗るのではなく、アパートを保護するための防水効果などのある塗料を塗っていきます。これがしっかり塗られていない場合、アパートを守る力が半減してしまいますので自分の目でも確かめましょう。
しかし、素人では塗り残しを見つけるのは難しいことであるので、信頼できる塗装業者に依頼をしましょう。外壁塗装業者は数多くあるので、なかなか選ぶのが難しいと思いますが、優良業者に巡り会うことが外壁塗装工事成功への近道ですよ!
9日目:中塗り
下塗りが完全に乾いたら、1回目の色付けをします。
業者さんの中には2回目の塗装での塗り残しを防止するために、中塗りの塗料はほんの少し違う色を使用してくれることもあります。しかし、2度目の塗装がうまくできていない場合、下に塗った色が出てきてしまうことがあるので、それについては業者の方としっかり話し合うようにしましょう。
また、下塗りが完全に乾いていないのに塗装を開始してしまっては、塗料を3度塗りする意味がないので、自分でも塗料が乾いているか確認しましょう!
10日目:上塗り
3度塗りの最後となり、外壁塗装の仕上げです。
下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けて塗料を塗るのには、より強く長くアパートを守るという理由があります。
もし、「うちの塗料は1回塗るだけで大丈夫」という業者がいたらすぐに断りましょう。中塗りをやらない悪徳業者は意外に多いので注意してくださいね!
11.12日目:点検・片づけ
足場を取り去ったり、養生の片づけ、工事で出たゴミの片づけをおこないます。
点検作業の際は自分の目で確認して不備があったらすぐに指摘しましょう。足場をとってから不備を見つけては補修に時間がかかってしまいます。できるだけ早く完成度を確認しておきましょう。
夏・冬は期間が延びる可能性あり
外壁塗装は湿度が85%以上、気温が5度以下はできないといわれています。塗料を乾燥させるのに十分な時間や温度が保てないためです。また雨の場合も同様で、工事期間が伸びてしまいます。
なので、湿度の高い夏や、気温の低い冬の外壁塗装工事は長引くことがありますので注意して下さい。春と秋が外壁塗装にぴったりの季節なのですが、この季節は予約が殺到するので、早めの予約が必要です。
ヶ月前には予約しておきたいですね。
計画的に外壁塗装工事を入れよう
天気などを考えれば、アパートの外壁塗装には約2週間かかります。この2週間は住民の方がすこし不自由になってしまうので、事前に知らせておいたりなどの準備をしておきましょう。
大家さんは外壁塗装にかかる時間や知識を身につけ、いい工事ができるようにしましょう!