外壁塗装の工事はとても高額なものとなっており、数十万円のものから数百万円のものまでさまざまな工事形態があります。ですので、業者や工事内容を1つ1つ決めていくことはとても大変なことです。
では、そんな中で外壁塗装を安く済ませるために押さえておくべきポイントをご紹介していきます。
もくじ
外壁塗装の費用は100万円を超えることもある!
まず初めに、外壁塗装工事の相場についてご紹介していきます。相場を知らないうちには、いくらポイントを押さえたところでうまく活用することはできません。
作業 | 相場 |
---|---|
足場 | 600~800円/㎡ |
足場防止ネット | 100~200円/㎡ |
高圧洗浄 | 100~300円/㎡ |
養生 | 250~400円/㎡ |
シーリング | 80000~100000円 |
下地補修 | 10000~20000円 |
下塗り | 600~900円/㎡ |
塗料塗り | 5000~50000円/㎡ |
単価相場によって発生費用に幅が出ますので、詳しくは業者に確認することをおすすめします。
値段を抑えるためにはこの3つを押さえるべし!
では、どんなポイントを押さえれば、工事を安く済ませることができるのでしょうか?
一括見積りを利用する
どのような工事をおこなっていこうかあまりイメージがついていない方は、一括見積りをお願いしてみましょう。複数の業者に見積もりをもらうことで、工事費用の値段感や、どのようなポイントを押さえれば安くできるのかといったことを感じることができます。
しかし、たくさんの業者に見積もり依頼すれば良いというわけでもないので、事前に業者に対して下調べをおこなった上で、信頼できそうな業者へ3個ほど見積もりをお願いすることをおすすめします。
最近では、インターネットで簡単に見積もり依頼を出すことができるので、ぜひ気軽に依頼してみましょう!
塗料に安く抑えるポイントあり!
続いて、塗料に安く抑えるポイントがあります。
外壁塗装をする際、使用される塗料には安いものから高いものまで幅広く存在します。一番安価なアクリル染料ですが、安い分耐用年数も短めに設定されていますので、「一度塗ったら当分塗る気はない!」といった方にはあまり向いていないと言えます。その他にも、コストは高いが耐用年数は長い、紫外線にとても強いといった塗料が存在します。
この塗料選びによっては、かなり得をするか損をするか変わっていきますので、自分の家に合った塗料を慎重に選ぶことがポイントです!
長期的に見た工事をおこなうべし!
外壁工事をおこなう上で、長期的に見た工事をおこなうこともとても大事です。初期費用が高くても、自宅の環境や地域にあった工事工程を選ぶことで、結果的に値段が安く済むということも少なくありません。安い素材を使用すれば、値段も安くなりますが、耐用年数の減少に大きく響いてしまいます。ですので、外壁塗装と屋根塗装をおこなうことで値段を安く抑えたり、断熱効果のある塗料を使用し、光熱費を抑えるといったように、自宅の環境、地域によって長期的に見た工事をおこなうことがポイントです!
工事を安く済ませすぎることにも罠がある。
しかし、安く済ませようとして思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。
悪徳業者にひっかかる。
典型的な例が、悪徳業者に引っかかってしまうことです。
悪徳業者は、低いコストでどれだけ手を抜いた工事をおこなうかを考えています。つまり、私たちの家のことは、何も考えていないのです。値段を抑えるため、自分たちの家に合わない塗料を勧めてくる、オリジナル塗料を勧めてくる、塗装工事を2回しか重ね塗りしていないなど、様々な問題点が浮かんでくるでしょう。
ですので、最低限の知識は押さえておき、悪徳業者には引っかからないようにしましょう。
悪徳業者について詳しくはこちらで紹介しています!
仕上がりが想像していたものと異なる
仕上がりが想像していたものと違うといった問題も、値段を安く抑えすぎると起こってしまいます。外壁塗装工事をおこなう上で重要なのは、依頼者と工事者のミスマッチ(仕上がり、作業工程など)がない状態で工事をおこなうことです。しかし、費用を安く抑えようと打ち合わせの回数を減らしてしまったり、見積もり書の値段の部分だけ確認し、作業工程はきちんと確認しないなど、仕上がりが想像と異なるという問題は、起こるべくして起こります。
塗装業者との話し合いを大切にし、見積もり書や工程表をきちんと確認することは、とても重要です。
近隣住民とのトラブルが起こる
工事を安く済ませるということは、その分工事日程が短くなったり、事前準備が疎かになっていたりと問題があるものです。さらにもう1つ、業者による近隣住民への対応も疎かになってしまいます。工事前に近隣住民へきちんと説明できていないがため、クレームが入ってしまったり、最悪の場合、訴訟問題にまで発展する場合もあります。
高すぎることも、安すぎることも注意
このように値段を安く抑えることも重要ですが、安く抑えることで起こる問題もたくさんあることが分かりました。しかし、ここで載っているポイントを押さえることで、工事費用を安く抑えることは可能ですので、ぜひ活用してみてください!