みなさん、雨漏りなどを経験したことがありますでしょうか。その際は屋根塗装を行う必要があります。しかし、屋根塗装は高額なので、するのを躊躇してしまうこともあるかもしれません。実は火災保険に入っていれば、それが無料になる可能性が非常に高いです!これは驚きではないでしょうか。屋根塗装で無料になる為の条件、またその火災保険に申請する方法を紹介します。
もくじ
火災保険が適用できる条件
火災保険というのは自然災害で損害を受けた場合に適用される保険です。ですので、屋根塗装に火災保険を利用できる条件としては以下のようなものがあります。
- 台風による雨漏りや瓦のずれ
- 強風によって屋根材が飛んでしまった場合
- 豪雨に伴う雨漏り
- 竜巻や雹による屋根の破損
このように自然災害に伴う屋根の破損というものは火災保険を利用すれば、高確率で保険が適用される可能性があります。ですので、躊躇せずに積極的に申請してみましょう。一方で、以下のようなものは適用外となっています。
適用外になる例
- 損害額が20万円以下の場合
- 自然災害ではなく経過年数に伴う屋根の破損
- 破損したときの風速が時速20㎞以下の場合
これらは自然災害ではなく純粋な建築物の老化によるものなので、これは火災保険の適用外になってしまいます。
火災保険の申請の仕方
それでは火災保険を利用するためにはどのような手続きがあるのでしょうか。申請するところからお金を受け取るまでの手順を説明します。
1.現地調査
まず、自分自身で現地調査が行うか専門家に調査を依頼します。ここでは料金は取られず、無料です。れくらいの損失があるか、またどれだけの規模の破損なのかを調べます。損害が分かるように写真をしっかりとる必要があります。なぜなら、これを今後の見積書などに使う非常に大切な資料だからです。現地調査はしっかりしましょう。
2.見積書の作成
現地調査から3日から1週間後に専門家から見積書というのが送られてきます。この見積書にはどのような補修をする必要があって、どれくらいの金額の目安がつきます。
3.保険会社への申請の手続き
保険会社に申請した後に、保険会社側が鑑定会社に鑑定を依頼し、もう一度申請内容と実際の損害が一致するかどうかを鑑定します。そして、この鑑定会社が再度保険会社に損害状況や損害金額を報告します。彼らは損害鑑定人と言われており、日本損害保険協会から派遣される損害保険のプロです。ここまでに1ヶ月ほどかかります。
4.保険金の支払い
ここでやっと保険会社から保険金が入ってきます。この金額を使って屋根を治すようにしましょう。
火災保険を使う際に気を付けること
これで、屋根塗装における火災保険の適用範囲と火災保険の申請手順が分かったと思います。では、注意点について話したいと思います。
悪徳商人には気を付けましょう
まず、しっかりとした保険に入りましょう。勧誘してくる保険会社の中には悪質な会社も多々います。ですので、入る前には入念な調査を事前に行ってください。保険というのは人生で2番目に大きい買い物と言われているので、これで損をしないようにしましょう。特に良いことしか書いてない保険については特に注意しましょう。火災保険というのは主に損害保険会社が開発している商品で、有名な損害保険会社の代表例として東京海上日動火災保険や損保ジャパン日本興亜グループなどがあります。必ず注意して買いましょう。
保険申請する際に必要な書類
必要な書類としては保険証券が必要となります。これを持っていないと保険を利用している証明にならないので、これは万が一のため必ずなくさない様にしましょう。
火災保険を有効活用しよう
屋根塗装の際に火災保険を使う条件、手順、注意点について理解して頂けたでしょうか。使わないわけがないはずですよね!屋根塗装は平均して40万円から80万円かかかります。これを払うとなると非常に大変ですし、家計を圧迫してしまいます。しかし、これに火災保険を適用すればかなり荷が下りるかと思います。ぜひ、屋根塗装をする際は火災保険を有効活用しましょう!
家を年一回点検しよう
できるだけ自分の家の状態を把握しましょう。火災保険は被災日から3年以内に申請しないと失効と見なされますので、3年以降経って屋根塗装しようとしても保険は効きません。ですので、必ず年1回は点検をしましょう。そうすれば、損はしなくなるでしょう。
火災保険から住宅総合保険に乗り換えるのもいい
ここまで火災保険を押していましたが、もし余力があれば住宅総合保険に切り替えるのもいいと思います。なぜかというと、住宅総合保険は火災保険で適用できない事例にまでカバーできているからです。火災保険は自然災害による損害しか補償してくれませんが、住宅総合保険はそれ以外の損害も補償してくれます。例えば、車が家に衝突してきた場合、災害保険では申請しても保険金は払われませんが、住宅総合保険の場合はちゃんと支払われます。今から家を新規で購入する人も保険を見直そうという人も是非住宅総合保険も検討してみてはいかがでしょうか。