屋根の種類と形一覧!塗装との関係性は?

屋根の塗装を考えている方、あなたのお宅の屋根の種類・形を把握していますか?

屋根の種類や形によって塗装に必要な作業、費用が異なる場合があるので、確認しておきましょう。

屋根の種類は大きく4種類!

屋根は大きく分けて以下の4種類に分かれています。

  • 金属系
  • スレート系
  • セメント系
  • 粘土系

屋根はこの中でも細かく分かれており、塗装に関して注意する点が異なることがあります。

それでは、屋根の特徴・塗装の注意点について詳しく紹介していきます。

金属系屋根

金属系屋根は、以下の3つが主になっています。

  • ガルバリウム鋼板
  • 銅板
  • トタン屋根

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の屋根

ガルバリウム鋼板は、日鉄住金鋼板株式会社の商品です。よく間違えられてしまうのですが、ガルバリウム鋼板というのは金属の種類のことを指すのではなく、製品名です。

アルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%の比率でできています。

ガルバリウム鋼板には塗装が必要ないという意見も多いですが、劣化してきたときには塗装によるメンテナンスをおすすめします。

特徴 耐用年数 施工費用
ガルバリウム鋼板
  • 軽量で建物への負担が少ない
  • 耐久性が高い
  • カラーバリエーション豊富
  • デザイン・意匠性に優れる
40年前後 6000円程度/㎡

欠点として、一般的なタイプのガルバリウム鋼板は、断熱性、防音性が低いという点があります。グレードの高いものであれば断熱性・防音性に優れたタイプもあります。

銅板

銅板屋根

銅板は錆びにくく、安い屋根材です。

雨に多く当たると、表面に緑青(ろくしょう)というものができ、銅の腐食を防ぎ耐久性を高める効果があります。

基本的に銅板は、塗装してもすぐに剥がれてしまうので塗装はしないことが多いです。

特徴 耐用年数 価格
銅板
  • 錆びにくい
  • 安い
  • 柔らかく加工しやすい
  • 軽量で地震に強い
  • 耐久性が高い
50~60年 18,000円程度/㎡

メンテナンスがほとんどいらない銅板ですが、最近では酸性雨の影響で表面に穴が空いてしまうこともあるようです。

トタン屋根

トタン屋根

トタンやねは、屋根事態につなぎ目が少ないので雨漏りしにくいという特徴があります。また、素材fが安く施工期間が短いというメリットも持っています。

トタン屋根には錆が発生するので、メンテナンスとして塗装が必要になります。塗装の際はケレンにてサビをきれいに落としてから錆止めを塗り、塗装していきます。

特徴 耐用年数 費用
トタン屋根
  • 安い
  • 雨漏りしにくい
  • 施工期間が短い
10~20年 5,000円程度/㎡

短所として、見た目が安っぽい、ほかの金属系屋根に比べて耐用年数が短い、雨の音が響くなどが挙げられます。

また、夏に暑く、冬に寒いという特徴もあります。

ちなみに、ドラ〇もんの野比家はおそらくトタン屋根です

スレート系屋根

スレート系屋根は以下の2種類です。

  • コロニアル屋根(化粧スレート・カラーベスト)
  • 天然スレート

化粧スレート屋根

化粧スレートの屋根

コロニアル屋根は、住宅の屋根に一番多く使用されています。別名、カラーベスト、化粧スレートとも呼ばれます。

実は、コロニアルというのは商品名で、スレート屋根の種類を指す言葉として正しくないのです。種類を指すのであれば、化粧スレートというと正しいですよ。

カラーベストというのは商品シリーズの名前で、コロニアルというのはその中でもっとも売れ行きがいい商品となっています。クボタとパナソニックが折半すっししているケイミュー株式会社の製品名・商品名となります。

特徴 耐用年数 費用
化粧スレート メリット

  • 軽量
  • 耐震性が高い
  • 安い
  • カラーが豊富
  • 耐火性・断熱性に優れる

デメリット

  • メンテナンスが必要
  • 割れやすい
  • 劣化による色あせが目立つ
  • コケ・カビが発生しやすい
20~25年 4,500~8,000円程度

スレート屋根は、2000年以前に作られたものにアスベストが含まれていると問題になりました。アスベストは飛散して人体に入らない限り問題ありませんが、スレート屋根がボロボロになってしまうと危険です。気になる方は葺き替え工事などを考えましょう。

天然スレート

天然スレート

天然スレートは、粘板岩の玄昌石という石を板状にしたものです。

耐候性、耐久性、断熱性に優れているのが特徴です。

しかし、割れやすく、価格が高いという側面を持っているので国内での流通は少ないのが現状です。国内生産は宮城県石巻市のみで、ほとんどが海外からの輸入となっています。

天然スレートが使用されている建築物として有名なものは、東京駅があります。

特徴 耐用年数 費用
天然スレート メリット

  • 耐候性
  • 耐久性
  • 断熱性
  • 防水性

デメリット

  • 割れやすい
  • 価格が高い
5年程度 10,000円程度/㎡

1~2年で、経年劣化による割れ・ひびが生じることもあります。

塗装によってメンテナンスできますが、耐用年数が短いゆえ、何度もメンテナンスが必要になってしまいます

セメント系屋根

セメント系屋根は、以下の2種類です。

  • 厚形スレート瓦
  • コンクリート瓦

厚形スレート瓦

スレート瓦

厚形スレート瓦は、セメント34%、硬質細骨材66%、水を混ぜているモルタルの瓦となります。

熱に強く、膨張・縮小の栄養を受けにくいという特徴があります。施工も比較的簡単で、方面の塗装なのでカラーバリエーションも豊富です。

形は和形・平形・S形など種類が豊富です。

特徴 耐用年数 費用
厚形スレート瓦 メリット

  • 耐火性に優れる
  • 破損しても1枚単位で交換
  • 形状・カラーが豊富
  • 日本瓦より安い
  • 遮音性に優れる
  • 夏は涼しく・冬暖かい

デメリット

  • 重量があるので地震に弱い
  • 暴風でズレる
  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 割れやすい
  • 水を含みやすい
  • コケ・カビが発生しやすい
 30~40年 6,000~8,000円/㎡

耐用年数は30年と言われていますが、早めに塗り替えをおこなっておくと寿命を延ばすことができます

コンクリート瓦(モニエル瓦)

モニエル瓦

コンクリートが瓦は、厚形スレートと同じ原料で作られていますが、セメント量が少し少なく、立体感のある形になっています。

そのため、洋風建築の住宅に向いています。葺き替えを考えていて洋風な雰囲気にしたいという方にとっていいのではないでしょうか。

日本瓦に比べて価格が低く、厚さと重さは同じくらいとなっています。

耐火性に優れ、カラーバリエーションが豊富です。

こちらも早めの塗装をすることによって寿命を長く保つことができます

特徴 耐用年数 費用
コンクリート瓦 メリット

  • 耐火性に優れる
  • カラーが豊富
  • 価格が安い
  • 夏は涼しく、冬は暖かく

デメリット

  • 地震に弱い
  • 暴風でズレることがある
  • 割れる
30~40年 6,000~8,000円/㎡

粘土系屋根

日本瓦

日本瓦屋根

岩石が風化してできた、粘性のある土を瓦の形にして乾燥させたものを、1,000~1,250℃の高温で焼き上げたものを粘土瓦といいます。

屋根材の中でもっとも耐用年数が長く、100年以上持つといわれているほどです。さらに、日本瓦は基本的に塗装に必要がありません。劣化が激しい場合は塗装というメンテナンス方法もあるといった感じです。

欠点として、重量があるため耐震性に欠けているという点が挙げられます。

また、形も豊富で、和形・平形・スパニッシュ型があります。その中で表面に釉薬(ゆうやく)を塗る釉薬瓦、塗らないいぶし瓦に分けられています。

特徴 耐用年数 費用
日本瓦 メリット

  • 耐火性に優れる
  • 断熱性
  • 遮音性
  • デザインが豊富
  • 耐用年数が長い
  • 日本の気候に合っている

デメリット

  • 耐震性に劣る
  • 瓦がずれることがある
  • 施工できる職人が少ない
  • 高額
50~100年 8,000~12,000円/㎡

日本瓦は生産される地域によって呼び名が変わります。

  • 愛知県三河地方→三州瓦
  • 島根県西部→石州瓦
  • 兵庫県淡路島→淡路瓦

屋根の形は8種類!特徴を紹介

害標的な屋根の形を8つ、特徴とともに紹介していきます。

切妻屋根(きりづま)

切妻屋根

屋根の中でもっとも一般的な形です。

屋根の最上部から2方向に下がっている、三角の屋根です。

メリット デメリット
切妻屋根
  • 簡単な構造ゆえ、塗装時の費用が安い
  • すべての屋根材に適応可能な形
  • 空気の通りが良くなる
  • ソーラーパネルの設置が簡単
  • 個性的でない

寄棟屋根(よせむね)

寄棟屋根

屋根の最上部から4方向に下がっている屋根の形です。

これもよく見る形でしょう。

メリット デメリット
寄棟屋根
  • 軒が4方向に流れているので、太陽光や雨風から外壁を守る
  • 建築基準法の隣地傾斜制限・北側傾斜制限に対応しやすい
  • 落ち着いた雰囲気になる
  • 屋根の面積と棟の数が増えるのでメンテナンス費用が高い
  • ソーラーパネルの設置が難しい

方形屋根(ほうぎょう)

方形屋根

頂点から4方向に屋根が下がっています。

一言でいうと四角錐型の屋根で、寄棟屋根の仲間・一種です。

メリット デメリット
方形屋根
  • 軒が4方向にできるので、太陽光や雨風から外壁を守る
  • 耐久性に優れる
  • 建築基準法の隣地斜線制限・北側斜線制限に対応しやすい
  • ソーラーパネルの設置がしにくい

片流れ屋根(かたながれ)

片流れ屋根

左右対称でなく、どちらか1方向に向かって下がっている屋根の形です。

メリット デメリット
片流れ屋根
  • 簡単な構造なので、塗装やメンテナンスにおいて費用が抑えられる
  • ソーラーパネルの設置が簡単
  • シンプルな外観になる
  • 個性的な外観を演出
  • 風(風圧)を受けやすい

陸屋根(ろく・りく)

陸屋根

屋根に傾斜がなく、平面の屋根です。平屋根とも呼ばれることがあります。

メリット デメリット
陸屋根
  • 屋根の上を屋上として利用できる
  • 建築スペースを多くとることができる
  • 塗装が簡単
  • メンテナンスに手間がかからない
  • 勾配がないので、雨が溜まりやすい
  • 雨漏りのリスクが高い
  • 個性と言えば個性
  • 地味と言えば地味

入母屋屋根(いりもや)

入母屋屋根

寄棟屋根の上に切妻屋根を乗っけたような形です。

日本式の建物によく見られる形の屋根です。

メリット デメリット
入母屋根
  • 厚み・重量感のある雰囲気になる
  • 豪華な外観に見える
  • 構造が複雑なのでメンテナンスが難しい
  • メンテナンスコストが高くなる

招き屋根(まねき)

招き屋根1

切妻屋根と片流れ屋根を足したような形です。

屋根が2つに分かれていて、段違いになっているのが特徴です。それぞれ屋根の長さも違っています。非対称というのがわかりやすい表現かもしれませんね。

差しかけ屋根とも呼ばれることがあります。

メリット デメリット
招き屋根
  • 屋根裏を確保しやすい
  • 屋根が段違いになっているので雨漏りのリスクが高い
  • 塗装に手間がかかる

はかま腰屋根(はかまこし)

はかま腰屋根

切妻屋根と寄棟屋根を合わせたような形です。切妻屋根の妻側が少し寄棟屋根になっています。

ドイツ屋根・隅切り・半切妻屋根とも呼ばれることがあります。

メリット デメリット
はかま腰屋根
  • 隣地斜線制限と北側斜線制限に対応しやすい
  • 構造が複雑
  • 塗装に手間がかかる
  • 雨漏りのリスクが高い

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