外壁塗装工事にはとても大きなお金が必要になります。そのため、なにがなんでも成功させたいですよね。
しかし、塗料の色選びや、業者の選び方に失敗してしまう方は大勢いるのです。外壁塗装工事を成功させるためにはどのようなことが大切なポイントになるのでしょうか。
今回は外壁塗装工事の失敗例とその回避策を紹介していきます!工事を成功させるためにぜひ参考にしてください!
もくじ
失敗事例
Case1:思っていた仕上がりじゃなかった
外壁塗装工事では「選んだ色と仕上がりが違う」「思っていた完成像とちがったというようなことがよく起こってしまいます。
原因としては、色を決める際にサンプルしか見ていなかったことや、電気のしたでしか仕上がりイメージを確認していなかったなどが考えられます。外壁は、天気によって、季節によって見え方が変わってくるのでそれも頭に入れたうえで色を決めることがおすすめです。
外壁の色を決める際は、太陽の下でサンプル色を確認し、よく確かめて色を決めましょう。
ちなみに、この記事を書いているわたしのお向かいさん家は、塗装工事の後に「外壁塗装の完成が言っていたのとちがう」と怒っていました。実際にあることなので、色に関して本当に気を付けましょう。
回避方法
塗り替えの際に大切な色決めですが、サンプルだけでは完成のイメージが付きにくく、思っていたのと違うと感じてしまうことが多いです。
そんなトラブル回避のために次の方法がおすすめです。
カラーシュミレーションでイメージを確認
色を決める際に参考としてカラーシュミレーションを利用することも一つの手です。一般的にカラーシュミレーションを信用仕手はいけないといわれていますが、これだけに頼らないのであれば大丈夫です。あくまで、色を決める際の一つの手段と考えましょう。
カラーシュミレーションは外壁塗装の業者が見せてくれるのでぜひ利用してみましょう。失敗しないための方法ですよ。
小さなサンプルではなかなか神瀬のイメージができないのですが、カラーシュミレーションであれば色を合わせた時のイメージもできます。
ただ、前述したように、あくまでもサンプルなので参考程度にしましょう。
試し塗り
実際に塗料を塗ってみることが1番分かりやすいですよね。外壁塗装業者に頼めば板に塗料を塗ってもらうことができます。
ここで、太陽の光にあてたり、陰に入れてみたりしてさまざまな状況で塗料がどんな色に見えるのか確かめましょう。この方法も色を決める際にとてもおすすめの方法です。
Case2:手抜き工事だった
手抜き工事もよく聞く失敗の一つです。外壁塗装では手抜き工事だったとしても、工事直後はきれいに見えるので気づきにくいということがあります。
しかし、工事から1年ほどでヒビや塗装の剥がれが目立つようになってしまいます。よくある手抜きの手法としては、
- 3度塗りを省く
- 塗料を薄めて使う
- 下地調整で手を抜く
- 養生がしっかりされていない
- 乾く前に重ね塗りする
- はやく工事を終わらせるために細かなところまで気を使わない
などがあります。このようなことは、しっかりした業者に塗装依頼をすれば防ぐことができます。
回避方法
手抜き業者にあたらないために、訪問販売業者は必ず断ることが大切です。訪問販売では、とても安い価格でお客様を釣って手抜き工事をすることが非常に多いです。
また、「パッと外壁を見させてもらいましたが、かなり傷んでますので今すぐにでも塗装工事が必要です」といった言葉で不安を煽るようなこともしてきます。このような言葉にのせられてすぐに契約してはいけません。
少しでもいい業者に巡り会うために、訪問販売は断るようにしましょう。
Case3:前払いでお金を払ってしまった
「前金として半額支払ってください」ということを言ってくる業者も中にはいます。しかし、絶対にそのお金を払ってはいけません。お金を払うのは満足のいく工事がおこなわれてからにしましょう。
職人さんはお金をもらうためにいい仕事をしようとしますし、その前段階の業者にお金を支払うなんて絶対にダメです。職人さんの士気も下がってしまいますし、業者の思うつぼです。
最悪の場合逃げられてしまうこともありますので、前払いを要求してくる業者は断りましょう。
回避方法
このような失敗・トラブルは実際に起きてしまっています。契約の際は、必ず書面でのやり取りを残しましょう。悪徳業者はお金のことしか考えていませんので、口車に乗せられないように注意しましょう。
Case4:近所とトラブルになってしまった
外壁塗装工事では、工事音や塗料のニオイ、養生のやり方などが近所トラブルの原因となってしまいます。職人さんの車なども近所の方はきにしてしまうかもしれませんよね。
このことがきっかけで工事がスムーズに進まなくなってしまうことがあるのです。工事をうまく進めていくためにも工事の前に近所通らブルについても業者に話しておくようにしましょう。そうすることで「近所に気を遣うように」と現場へ伝言が届きますよ。また、現場の職人さんに直接伝えることもしましょう。
回避方法
近所トラブルをさけるためにできることは2つありますので、失敗しないために参考にしてください!
養生がしっかりできている確認する
養生とは、塗料が飛び散ってはいけないところに保護のビニールなどをかけて汚さないようにするための作業のことです。
養生は、隣の家の車や策に対してもしておく必要がありますので、工事が始まったときにしっかり近所に気が使われているか確認しましょう。もしされていないようであれば、隣にもカバーをかけてもらうようにお願いしましょう。
職人さんにすべて押し付けずに、工事の依頼者得ある自分も気を配るようにしましょう。
業者にも近所挨拶をしてもらう
工事をする際に、自分が近所の家に「これから工事がはじまるので、少しの間騒がしくなります」と挨拶にいくことは常識であると思います。これに加え、業者の方にも挨拶にいてもらうようにしましょう。
足場や工事道具の関係で、隣の家の敷地を少し借りることになるかもしれませんし、職人さんと近所の方がトラブルになってしまうかもしれません。
これを避けるためにも業者の方にも挨拶に回ってもらうことが必要ですよ。
Case5:追加請求されてしまった
この失敗もよくあるケースです。優良業者の場合、かかる費用はすべて見積もり書に明記しています。さらに追加費用がかかる可能性がある場合は、そのことについても説明があります。
しかし、悪徳業者の場合は工事の変更があったときも金額についての説明なく勝手に工事を進めてしまい、後からお金を請求してくるのです。びっくりしないために、費用についてはしっかり説明を要求しましょう。
回避方法
追加費用に関して説明がないようであれば、こちらから聞くようにしましょう。
また、追加費用があるかもしれないと説明するはいいけど、口頭でしか説明しない業者もいます。このようなときは、「書面におこしてから説明してください」と言いましょう。業者の思うようにさせないようにしましょう。説明や書類の確認はしつこすぎるくらいでちょうどいいと思います。
Case6:甘い言葉に乗せられた
「耐用年数30年の塗料を使用します。」「いまなら工事費用半額!」のような疑ってしまうようなキャッチコピーに乗せられないようにしましょう。
このような言葉を信じてしまった結果、3年後に塗装がはがれ始めてヒビが目立つようになったということが多くあります。また、塗り残しがたくさんあったという失敗談もあります。
外壁塗装工事を成功させるために、このような怪しい言葉を信じるのはやめましょう。
回避方法
価格が安いということは、質が落ちることを意味すると思いましょう。安い分、塗料が安物だったり、薄められていたりということが考えられます。適正価格かどうか確認して工事を依頼しましょう。また、後から追加で費用が発生するということも考えられますので注意しましょう。
また、30年もつ塗料なんてありません。外壁塗装は10年ごとにおこなうのがいいとされていますので、30年耐用年数があると思っていたら家が壊れてしまいます。外壁塗装工事を成功させるために、そんな都合のいい話はないと考えましょう。
Case7:サイディングからカビが生えた
サイディングを張るときに、胴縁をつけずに外壁に直貼りする業者がいます。こういう業者は、「どうせ素人には分かんない」と思いながら工事をしていることでしょうし、徹底的に確認するようにしましょう。
サイディングを直張りすると通気性が悪くなり、結露してしまうのです。それがカビの生える原因ですので注意しましょう。
回避方法
信頼できる業者を見つけることが1番早い失敗回避方法です。
業者の選び方についてはこちらを参考にして下さい。
→外壁塗装業者の選び方!その注意点とは
Case8:アレルギー反応が出るようになった
中には、塗料の素材が体に合わず、アレルギー反応がでてしまう方がいるかもしれません。
現在の塗料は人間の体に優しい成分が使われているのですが、費用削減のために安い塗料を使うとアレルギー反応を引き起こす危険性があります。
回避方法
大きなお金を使って家に住めなくなってしまうのでは、外壁塗装をした意味がなくなってしまいますから、事前に体に悪影響のある成分について調べておきましょう。
また、eco仕様の塗料もありますので、より体に気を使いたい方はそちらの塗料を強いようするといいですよ!
良い外壁塗装工事には確認が大事!
外壁塗装工事をいいものにするには、なににつけても確認作業を怠ってはいけないとお分かりいただけたのではないでしょうか。
外壁塗装について知らないことが多いのは当たり前ですので、どんどん業者や職人さんに確認するようにしましょう。もしなにも知らない状態で工事に臨むと、思いがけない失敗に巻き込まれてしまうかもしれませんので、わからないことはすべて解決するくらいの気持ちで工事をしましょう。