タスペーサーとは?屋根の縁切りが変わる!

タスペーサー

屋根塗装時、屋根材の隙間に塗料が入り込んでしまうので、1枚1枚の間に隙間ができず水を溜め込んでしまいます。

それを解消するために縁切りという作業が必要になるのですが、現在ではタスペーサーというものを用いて簡単に縁切りができるようになりました。

今回は、タスペーサーがもたらすメリットや費用、設置方法を紹介していきますので参考にしてください!

屋根の縁切りは2種類ある

冒頭でも紹介したように、縁切りの方法として、カッターによる縁切りタスペーサーを用いた縁切りがあります。

2つの縁切り方法についてわかりやすくに紹介していきます。

カッターによる縁切り

カッターによる縁切りは、塗料によって引っ付いてしまった屋根材1枚1枚の間にカッターで切れ込みを入れて隙間を作っていきます。

地道な作業で、施工に時間がかかってしまうのが少々残念な点でした。

タスペーサーによる縁切り

タスペーサーを設置

現在はタスペーサーという部材を屋根材の隙間に挿入して縁切りとすることが増えました。

画像のような部材を屋根材の隙間に入れることで、隙間をつくり雨漏りや結露の防止とすることができます。

カッターでの縁切り作業より時間がかからず、コストも抑えられるということで主流になりつつあります。

縁切りの主な効果は2つ

  • 雨漏りを防ぐ
  • 内部結露を防ぐ

雨漏りを防ぐ

縁切りをする最も大事な理由は雨漏りを防ぐということにあります。

雨水は強風・大雨などの際、屋根材の下に入り込んでしまいます。それゆえ、屋根材の中に入り込んだ雨水を外に出す必要があります。

屋根材の隙間に入り込んでしまった雨水は、雨漏りの原因となってしまいます。

また、屋根の腐食を進行させる恐れもあります。それを防ぐために、縁切りにて雨水の逃げ道を作ってあげる必要があるのです。

内部結露を防ぐ

冬や夏の朝は窓が結露していますよね。結露はものの内側と外側の温度に違いがあると発生します。冬は室内が温かく、外は寒いので結露しているということですね。

このことは屋根に当てはめて考えることができます。

建物内の温かい空気は上昇し、天井裏まで登ります。日中は屋根の外側も対象に照らされているので温かいですが、夕方や夜は太陽に照らされていないので表面温度が下がります。

結果として、天井裏は温かく、屋根の外は冷たいという現象になってしまい結露が発生します。

縁切りにて隙間を作っておくと急激な温度差を作らずに、結露の発生を抑制できます。

タスペーサーはカッターによる縁切りの問題を解消

カッターによる縁切りにはいくつか問題点があります。

  • 縁切りしなくても気づかない
  • カッターで屋根を傷つけてしまう
  • 手間時間がかかる(依頼者も職人も)

手間がかかってしまうのはいいとして、せっかく塗装した屋根にカッターを当てるのは少々気が引けますよね。せっかく塗装した屋根を傷つけてしまう恐れがあります。

また、お客様だけでなく職人さんも縁切りをしたかどうか忘れてしまう可能性もあります。カッターによる縁切りはパッとみても判断できないので注意です。

タスペーサーによる縁切りは簡単で、施工したかどうか一目でわかります。

タスペーサーは必ず必要ではない

タスペーサーは便利なものですが、必ず設置したほうがいいというものはありません。設置が必要でないこともあります。

屋根に4mm以上の隙間が合る場合

以上の場合はタスペーサーが不要です。屋根材の間に隙間がありますので、タスペーサーが固定できないのです。

また、すべての屋根にタスペーサーが必要かと言われても、そうではありません。太陽の当たる南側の屋根は自然に反ってくるので隙間が空くのですが、北側にはあまり太陽が当たらないのでタスペーサーが必要です。

タスペーサーは屋根材1枚につき2つ

タスペーサーの設置は、屋根材1枚につき2つのタスペーサーが基本となっています。

タスペーサーの製造メーカーも推している工法で、ダブル工法と呼ばれています。

タスペーサーのメリット

  • 雨漏りを防ぐ
  • 屋根の美観を保つ
  • 工事期間・人件費の削減になる

雨漏りを防ぐ

先ほども紹介したように、屋根材に間に入った雨水を外に逃がすことによって、雨漏りを防止することができます。

縁切りによって作った隙間から雨水が外へ逃げるので、雨漏りの可能性がぐんと低くなります。

屋根の美観を保つ

カッターでの縁切りは、屋根を傷つけてしまうので屋根の美観を損ねてしまいます。

しかし、タスペーサーなら屋根材の隙間に挟むだけなので屋根を傷つける心配がありません。それゆえきれいな美観を保つことができます。

工事時間が短くなる

カッターでの縁切りは職人2人で1日かかってしまう作業で、足場の解体が1日ずれてしまいます。

タスペーサーの設置は1人で作業でよく、たった2時間ほどで終了します。

作業時間の短縮になるうえ、人件費も削減できるのはとてもいいですよね!

タスペーサーの費用は1.5~5万円

タスペーサーの費用は1個20円~50円程度です。

一般的な住宅(20~30坪)の場合は、タスペーサーは700~1000個程必要になります。総額1.5~5万円程度になります。㎡あたりの単価で考えると、業者によっては200~500円くらいが相場になります。

カッターでの縁切りは道具を購入するわけではないですが、人件費と時間がかかるので5万~6万円となってしまいます。タスペーサーとさほど値段が変わらないのに、屋根を傷つける心配があるので、カッターによる縁切りはおすすめできません。

タスペーサー設置を確認しよう

業者の中にはタスペーサーを設置していないにも関わらず、設置したということにしてしまう業者がいます。

理由は、屋根に設置するものなので、足場を解体したら設置有無を確認できないからです。お客様は自分の目で設置を確認するのは難しいのです。

しっかり設置を確認するために、業者に設置時の写真を撮ってもらいましょう。設置の証拠写真を見て確認してください。お金だけ払ってしまうのはもったいないです。

タスペーサーが便利!

タスペーサーについて紹介してきましたがいかがでしたか?とても便利な道具だとわかっていただけたのではないでしょうか。

屋根塗装の際は、カッターでの縁切りではなく、タスペーサーの利用を検討してみてください!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

※急に電話がかかってくることはございませんのでご安心ください。稀に当サイトより確認のご連絡を差し上げる場合がございます。