あなたのお家の屋根はボロボロになっていませんか。
屋根を構成している素材には、耐用年数といういわば寿命が存在します。
耐用年数が切れたことに気づかないでいると、雨漏りなどが発生し、あなたのお家はどんどん劣化してしまいます。
屋根の耐用年数を知ることで、最適な年数で屋根修理を行うことが出来ます。
もくじ
屋根材の種類によって修理に最適な年数が異なる
屋根を構成している素材には様々な種類が存在します。
屋根に使われている素材によって耐用年数が変わってきます。
また、耐用年数を引き出すためには、屋根の素材を良い状態に保つ必要があります。
そのため、耐用年数だけではなく、屋根修理を行うタイミングも合わせて覚えておかなければなりません。
ストレート屋根の修理に適した年数は7~8年
ストレート屋根は、屋根専用に作られた薄い板状、波板状の屋根材のことを表します。
比較的費用も安いため、新築時の建物に使われることが多いのが特徴です。
しかし、ストレート屋根は薄いため屋根修理を適切な時期に行わなければ、色あせ、屋根材の位置がずれる、割れるといった様々な劣化が生じてしまいます。
ストレート屋根の耐用年数と屋根修理時期
ストレート屋根の耐用年数は15年~25年です。
屋根修理に最適な年数は、7~8年です。
ストレート屋根は耐久性があまり強くないため、屋根修理を行うタイミングが非常に重要になってきます。
定期的な屋根修理を行うことで、将来的にかかる修理費用も抑えることが出来ます。
アスファルトシングルの修理に適した年数は20~30年
アスファルトシングルは、アメリカで開発され多くのアメリカの住宅で使われています。
屋根材と防水シートが一体になったような屋根材で、高耐久な屋根材といえます。
アスファルトシングルの耐用年数と屋根修理時期
アスファルトシングルの耐用年数は20~30年です。
屋根修理に最適な年数は、20~30年です。
しかし、アスファルトシングルは屋根の急な傾きや地震に弱いため、日本ではあまり使われていません。
屋根の傾きがゆるく、地震の少ない地域では、アスファルトシングルはあなたのお家を守ってくれる働きをしてくれるでしょう。
トタン屋根にの修理に適した年数は10~15年
トタン屋根は、別名:瓦棒とも呼ばれます。
鉄の鋼板を用いており、施工がしやすく費用も安いため、金属系の屋根の代表でもあります。
トタン屋根の耐用年数と屋根修理時期
トタン屋根の耐用年数は、10~20年です。
屋根修理に最適な年数は、10~15年です。
しかし、現在では金属系の屋根の代表はガルバリウム鋼板という認識が強くなってしまったため、トタン屋根が使われる機会が少なくなってしまっています。
また、耐久性も弱く、錆びやすいといった点もあります。
ガルバリウム鋼板の修理に適した年数は20~30年
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム、亜鉛、シリコンなどを含む屋根材です。
ガルバリウム鋼板は、錆びにくい、熱が反射しやすい、軽い、耐久性が高いといった特徴があります。
ガルバリウム鋼板の耐用年数と屋根修理時期
ガルバリウム鋼板の耐用年数は、20~30年です。
屋根修理に最適な年数は、20~30年です。
ガルバリウム鋼板は性能が高いためその分費用も高くなります。
耐久性が高いため屋根修理が必要ないと思っている方もいるかもしれませんが、効果を最大限に使用するためにはメンテナンスが必要になってきます。
瓦屋根の修理に適した年数は10~30年
瓦は、主にセメント系瓦と粘土系瓦の二種類あります。
セメント系の瓦は比較的安く購入できますが、塗装が剥がれるという一番の問題があります。
塗装が剥がれると、剥き出しとなったセメント部分に直接、自然環境のダメージが入り込んできます。
粘土系の瓦は粘土で瓦の形を作り、釉薬といった粉末を塗り効果をつけます。
瓦の耐用年数と屋根修理時期
セメント系瓦の耐用年数は30~40年、粘土系瓦は50~100年です。
屋根修理に最適な年数は、セメント系瓦は10~15年、粘土系瓦は20~30年です。
防水シートの修復に適した年数は20~30年
防水シートは、ストレート屋根やガルバリウム鋼板などの下に敷かれている雨を防ぐためのシートのことを指します。
屋根材が防ぎきれなかった雨水を防水シートが建物内に侵入させないよう、役割を果たします。
防水シートの耐用年数と屋根修理時期
防水シートの耐用年数は20~30年です。
屋根修理に最適な年数は、20~30年です。
屋根に何も問題がなければ、防水シートにも問題はありません。
もし、屋根になにか不具合が生じたときには防水シートも影響が出ていることがあるので、どちらもメンテナンスすることが必要です。
野地板の修理に適した年数は20~30年
野地板は、屋根材のための木製の下地材を表します。
野地板にはいろいろな厚みがあり、条件によって厚みを変えていくことが必要になってきます。
野地板の耐用年数と屋根修理時期
野地板の耐用年数は、20~30年です。
屋根修理に最適な年数は20~30年です。
野地板は適度な厚みがないと破壊してしまったり、雨水が侵入してしまったりします。
屋根修理は建物を長生きさせるために重要!
屋根の素材は、それぞれ耐用年数が異なります。
自宅の屋根の耐用年数と最適な屋根修理時期を知っていることで、建物への負担を軽減し、快適な住宅環境を保つことが出来ます。