屋根塗装の面積を自分で計算する方法とは?

屋根塗装の面積を自分で計算する方法とは?

屋根塗装の見積もりを出したいけど家の屋根面積が分からなくて計算できない、なんて困っていませんか?

屋根の面積なんて業者の人に頼まないと分からないと思うかもしれませんが、自分で計算する方法があります

そこで、ここでは屋根の面積を計算する方法についてご紹介します。

屋根面積の計算に使う勾配数について

勾配数とは?

ほとんどの家には屋根に角度がついていると思いますが、この屋根の角度のことを勾配数といいます。

この勾配数が分かれば、詳細な屋根の面積を計算することができます

勾配は寸法勾配(尺貫法勾配)、分数勾配、角度勾配と3つの表し方があります。

寸法勾配(尺貫法勾配)

寸法勾配は別名「尺貫法勾配」といいます。

水平方向に1尺(303mm=10寸)の線を引き、そこに直角に伸ばした線の長さによって求められる勾配です。

1尺伸ばした時の高さが1寸ならば1寸勾配、1尺伸ばした時の高さが5寸ならば5寸勾配といいます。

分数勾配

分数勾配は1尺の水平線を引き、そこから直角に線を伸ばすまでは寸法勾配と同じです。

水平線の1尺を10寸とし、水平線に対しての直角の線を比率で表します。

10寸伸ばした時の高さが1寸の場合は1/10、10寸伸ばした時の高さが5寸の場合は5/10または1/2と表します。

角度勾配

角度勾配は分度器のようなもので測り、角度として表したものです。

角度で表すので傾斜のイメージはしやすいですが、数値が細かくなるため屋根の勾配を知るときには使われません。

実際に数値にすると1寸勾配の時角度は5.9006°、5寸勾配の時の角度は26.5650°となります。

勾配伸び率とは?

勾配伸び率とは、底辺に対しての斜辺の長さのことです。

傾斜が大きくなるにつれ斜辺も大きくなるため、屋根面積も大きくなっていきます。

この勾配伸び率は勾配が分かっていれば表から知ることができます。

勾配 勾配伸び率
寸法勾配 分数勾配 水平長さに対して
5分 0.5/10 1.001
1寸 1.0/10 1.005
1寸5分 1.5/10 1.011
2寸 2.0/10 1.020
2寸5分 2.5/10 1.031
3寸 3.0/10 1.044
3寸5分 3.5/10 1.059
4寸 4.0/10 1.077
4寸5分 4.5/10 1.097
5寸 5.0/10 1.118
5寸5分 5.5/10 1.141
6寸 6.0/10 1.166
6寸5分 6.5/10 1.193
7寸 7.0/10 1.221
7寸5分 7.5/10 1.250
8寸 8.0/10 1.281
8寸5分 8.5/10 1.312
9寸 9.0/10 1.345
9寸5分 9.5/10 1.379

屋根面積の求め方

勾配伸び率を使って算出する

屋根面積は以下の式から求めることができます。

屋根面積=屋根投影平面積×勾配伸び率

屋根投影平面積とは、屋根を上から見た時の面積です。

「床面積+軒出面積」でもあります。

この面積と先ほどの勾配伸び率を掛けたものが屋根面積となります。

計算例

屋根投影平面積が80㎡、勾配が3寸の時、勾配伸び率は表より1.044なので

80㎡×1.044=83.52㎡

よって屋根面積は83.52㎡となります。

この方法は塗装業者が塗装面積を算出するときに使っているものと同じなので正確さは高いです

しかし屋根の勾配伸び率を調べたり、図面がないときに屋根投影平面積を計算したりすることは大変だと思います。

そこでもっと簡単に屋根面積のおおまかな数値を求める方法もご紹介します。

床面積から計算する方法

大まかな数値でいいからもっと簡単な方法で数値を出したい!という場合は床面から計算することができます。

この方法を

その場合の計算式は以下の通りです。

屋根面積=1階の床面積×1.5

計算例

床面積が60㎡の場合、

60×1.5=90

よって屋根面積は90㎡となります。

この方法ならば、調べる数値は床面積だけなので勾配数などを調べなくても、家の外に出て家の縦と横を測るだけで計算することができます。

ただし、この方法はあくまで概算なのでおおよその面積しか分からないため注意が必要です。

屋根と勾配の関係性

なぜ屋根に勾配がついているのでしょうか?

屋根が地面に水平であれば屋根面積が小さくなり必要な屋根材も少なくなります。

実際に地面に水平な屋根は存在し、陸屋根といいます。

屋根に傾斜をつける理由は雨の水はけをよくするためです。

屋根の傾斜が急なほど水がすぐに流れていき、傾斜が緩いほど雨水がたまりやすくなります。

かといって傾斜が急すぎると、風の抵抗が強くなってしまうというデメリットがあります。

積雪地域ではあえて傾斜を緩やかにして雪が落ちないようにして雪下ろしをしやすくする家もあります。

そのため、屋根の傾斜は屋根材や気候によって大きく違ってきます。

終わりに

屋根面積の計算方法を紹介していきましたがいかがでしたか?

屋根塗装の料金は「屋根面積×塗料の平米単価」なので、屋根面積を計算することでおおよその見積もりができます。

屋根塗装をお考えの方は自分の手で屋根面積を求めてみてはいかがでしょうか。

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